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London Fashion Week Spring/Summer 17 official schedule released!London Collection:Men Spring/Summer 2017
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英国小売、軒並み不振


Next Oxford St
ネクストのオックスフォードストリート店

 

百貨店、ファッションチェーン大手の不振が続いている。ファッションチェーン、ネクストでは7月末までの上半期で税引き前利益1.5パーセント減の3億4210万ポンド、定価販売での売上高は前年比4パーセント減。夏のセールでの在庫量は前年比30パーセント増と、不安定な気候の影響をもろに受けたことも明らかになった。また、百貨店チェーン、ジョン・ルイスとスーパーマーケットチェーン、ウエイトローズを擁するジョン・ルイス・パートナーシップの上半期(7月末まで)も、総売上は3.1パーセント増の52億7000万ポンドながら、税引き前利益は15パーセント減の8190万ポンドに終わっている。激化する価格競争と人件費が、減益の要因とされている。ジョン・ルイス・パートナーシップではこの状況を受け、拡大を続けてきたウエイトローズの7支店について、出店を断念することを決定した。また、百貨店チェーン、ハウス・オブ・フレーザーの上半期は、売上高5億7350万ポンドで横ばいだった。


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オンラインファッション販売のボーホー、豊富なサイズ展開で利益129パーセント増


boohoo
ボーホーのサイトより。プラスサイズ(英国サイズ16~28)のページ

 

2006年に創業した英国発のオンラインファッション販売、ボーホーの8月末までの上半期は、英国売上38パーセント増、ヨーロッパ41パーセント増、アメリカ93パーセント増、税引き前利益129パーセント増の1430万ポンドと好調。おもなターゲットとしている16から24歳の年代層に向け、フェイスブックなどソーシャルメディアを活用した広告に力を入れたこと、大きいサイズ、小柄な人向けラインなど、他のファッションチェーンやオンライン量販よりも幅広いサイズ展開を行ったことが成功の要因とされる。


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BHS、オンライン小売で再出発へ


破綻した英量販チェーン、BHSが29日、オンラインで新たなスタートを切る。6月にBHSの海外部門と商標権を獲得したカタールの投資会社、アルマナグループの傘下での再出発で、スタッフは84名。すでに120万人がサイトに登録を済ませた。照明器具とインテリア用品の販売から始め、衣料品も手掛ける計画だという。


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トップショップ・トップマン、ニュージェンのスポンサーを降板へ


Unique SS17
トップショップのコレクションライン、ユニークのショーもロンドン・ファッション・ウィークで開催された

 

ロンドン・ファッション・ウィークおよびロンドンコレクションズ:メンの若手ブランド支援プログラム「ニュージェン」と「ニュージェンメン」のスポンサーを長年務めてきたトップショップとトップマンが、2017年9月まででスポンサーを降りることがわかった。降板の理由は明確にされていないが、両チェーンが所属するアルカディアのオーナー、フィリップ・グリーン卿が、量販チェーンBHSの破綻の責任者のひとりとして国会に喚問されるなど厳しい状況にあることとの関連が憶測されている。


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2017年春夏ロンドン・ファッション・ウィーク イベント Day 5


【軽やかに洗練されたトライバル】

ヘアサロンで働く人、豆の筋を取る人、洗濯物を取り込む人、勉強に励む学生、デッキチェアでくつろぐ人。ひとつのフロアにいろいろなシチュエーションを作ったイサ・アルフェン。モデルたちが着ているのは、ボディペインティングやアフリカ、マリ共和国のポートレート写真家、セイドゥ・ケイタの50~60年代の写真といったトライバルな要素と90年代に流行したエスニックスタイルをユーモラスにミックスしたコレクション。キース・へリングにも通じるような曲線とドット、トライバルなサークルや星が、エスニックな色合いで描かれる。プリントのアイテムに乗せたふんわりしたチュールの袖がガーリーな気分を添え、ハイウエストのクロップトパンツとのコーディネートが都会的な雰囲気をもたらしている。

Isa Arfen SS17
イサ・アルフェン

 

 

【密やかなステートメント】

ハイジュエリーの若手ブランドを集めた合同展示会「ロックヴォールト」の今シーズンは、細いリングや小さなペンダントトップの、繊細なジュエリーが多く見られた。今シーズン初参加のフランシス・ワーズワース・ジョーンズは、パールのブローチやリングに18金の小さなアリを添えた。遠くから見ると小さなパールのジュエリーだが、近寄ってみるとアリがいる。自分か、ごく親しい人にしかわからない、密やかなステートメントをユーモラスに主張している。
同じく今シーズン初参加のダヌージュエリーは、バゲットカットのカラーストーンで日の出と日の入りを表現。「ロックヴォールト」参加ブランドの中では中堅となるサラ・ホー・ロンドンは、1から9までの数字をリングやバングルで表現、自分にとってのラッキーナンバーをこっそり身に着ける楽しみを提案している。

Frances Wadworth Jones SS17
フランシス・ワーズワース・ジョーンズ
Daou DD17
ダヌージュエリー
Sarah Ho London SS17
サラ・ホー・ロンドン

 

 

【光と影を帽子にすると】

スティーブン・ジョーンズの2017年春夏は、「シェイド(影)」がテーマ。窓から差し込む光と、その光が作り出す影、天使と悪魔、影絵、夕焼けといった、「影」からスタートしたテーマが、ジョーンズらしい軽妙なタッチの帽子となった。

Stephen Jones SS17 2
スティーブン・ジョーンズ
Stephen Jones SS17 1
スティーブン・ジョーンズ

 

 

ショーの全ルックはこちら

Text: Masako Masaoka


デザイナーコレクション

2017年春夏ロンドン・ファッション・ウィーク ショー Day 5


【コントラストとミックス】

ゆるやかな曲線とシャープな直線、ルーズと締め付けといった、きっぱりとコントラストをなす要素を一着の服に持たせたトーガ。大きな長方形の布を貼り付けたようなフロントのドレスは、後ろから見るとベアバックのミニスカート。アシンメトリックで鋭角的な打ち合わせのジャケットに合わせるのは、大きな波のような曲線を描くヘムのスカート。片方の肩に乗るフリルは、トップに直接縫い付けられているのではなく、レザーのハーネスで取り付けて、締め付ける感じをルックに加えた。てろんとしたナイロンとコットンと合わせるなど、素材使いでもコントラストを強調。さまざまなコントラストとアシンメトリーなバランスで見せる、計算し尽くされたコレクションだった。

TOGA SS17 1
トーガ
TOGA SS17 2
トーガ。黒のスクエアなドレスの後ろ姿
TOGA SS17 3
トーガ

 

身近にいる女の子たちからインスピレーションを得、モデルとしても起用するマルケス・アルメイダ。今シーズンも、彼女たちのスタイルや、自分の好きなものからスタートした。ヴィンテージのスリップ、チュールの袖、ヴィンテージのバスケットボールTシャツ、パンク、バロック、スケーターと、一見脈絡なく並ぶキーワードはすべて、彼女たちの好きなものだったり、彼女たちが見つけたものだったりする。「好きなものをいろいろ組み合わせるのが当たり前」という感覚で、これら要素はひとつのルックの中にごちゃまぜで存在する。クラシックなフローラル柄のサテンをレースでトリミングしたドレスにはチュールの袖が付き、大きなレッグ・オブ・マトン・スリーブのバロックなブラウスが、ハードなレザーパンツに合わせられる。巨大なカフス付きの幅広ストライプのコットンシャツのボトムは、スパンコールで仕上げたダメージデニムのワイドレッグパンツ。友人たちがインスタグラムにアップする写真で、彼女たちがどんな風に自分を見せているか、その個性や独自性はどこから来ているかを考えたというコレクションは、デザイナーとその周辺にとっては極めて「リアル」なものだが、その「リアル」はどこまで広げることができるのだろうか。

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マルケス・アルメイダ
Marques Almeida SS17 1
マルケス・アルメイダ

 

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Text: Masako Masaoka


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