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London Collections: MEN Autumn/Winter 2016-17 official schedule released!London Fashion Week Spring/Summer 2016 official schedule
ファッション 展覧会

創刊から1世紀に渡る英『ヴォーグ』誌の写真展:ヴォーグ100


英国版『ヴォーグ』が今年で100周年を迎える。それを記念して、創刊当時から現在まで誌面に登場した写真を集めた展覧会「ヴォーグ100:ア・センチュリー・オブ・スタイル」が11日からナショナル・ポートレート・ギャラリーで始まる。ファッション撮影からポートレート、ビューティーまで287点のプリント写真に加え、創刊号から最新号までの代表的な号の展示などもある。

Vogue100
2部屋に分かれた2000年から現在までの部屋。ティム・ウォーカー撮影のマックイーンのポートレートはコリドールにも大きく引き伸ばされて展示されている。

展示は時系列で、10年ごとの小部屋に分かれているが、まずは2000年から現在までの部屋からスタート。時代を逆戻りし、創刊当時にまで遡る。2000年以降の部屋ではアレキサンダー・マックイーンのポートレート(2009年10月)を始めとするティム・ウォーカーの作品が目立つ。90年代の部屋は「ブロークン・グラマー」のタイトルがつき、1990年1月号の表紙を飾ったピーター・リンドバーグ撮影の「ザ・スーパーモデルズ」やパトリック・ディマルシェリエのダイアナ妃のポートレート(1990年12月)といったグラマーな写真と、コリーヌ・デイによるケイト・モスのナチュラルな写真(1993年6月)が交錯し、スーパーモデルブームの終焉とグランジの登場で浮上したウエイフモデルの時代を思い出させる。

Vogue100
右手のパトリック・ディマルシェリエ撮影、リンダ・エヴァンジェリスタモデルの写真(1991年12月)は展覧会に合わせて発売された本の表紙にもなっている

「スピード・オブ・ライフ」と題した80年代はハーブ・リッツ撮影のバイクにまたがるクラウディア・シファー(1989年10月)などパンチの効いたファッション撮影と共にサッチャー首相のポートレートもある。60年代はデヴィッド・ベイリーの「トップコート」と題した写真群(1966年9月)やセシル・ビートン撮影のスパンコールのドレスを着たモデルと共に撮影された作品制作中のデヴィッド・ホックニーの写真(1968年12月)などが並び、ロンドンがスウィングしていた時代のパワーを感じとれる。

40年代以前になるとアーカイブも少なくオリジナルプリントが中心で展示写真も小さくなるが、クリフォード・コフィン撮影のナチュラルな表情のクリスチャン・ディオールのポートレート(1947年4月)など、貴重な写真が揃う。今回の展示で一番古い写真はE.O.ホッペ撮影のメイドストン子爵夫人のポートレート(1916年11月)。『ヴォーグ』が貴族をはじめとする上流階級のための雑誌であったことを再確認する。

創刊年に掲載されたE.O.ホッペ撮影のメイドンストン子爵夫人の写真
創刊年に掲載されたE.O.ホッペ撮影のメイドンストン子爵夫人の写真

この展覧会はあくまで写真展であり、撮影者とモデルのクレジットはあるが、着ている服のブランドはごく一部を除いて記されていない。デザイナーファッションの歴史ではなく、ファッションを取り巻く時代の空気の変遷を映し出しているわけだが、かといって60年代以降であってもストリート色が非常に薄い。パンクやグランジの要素もありながらも、あくまでモードというフィルターを通して、完璧なまでに憧れの世界を描いている。

Vogue
英国版ヴォーグ創刊号。代表的な雑誌を最新号まで展示。

Vogue 100: A Century of Style
National Portrait Gallery
www.npg.org.uk
2016年5月22日まで


ファッション リテーラー

オンラインブランド、ファインリー、創立から1年でジョン・ルイスに出店へ


finery
ファインリーのウェブサイトより

 

自社オンライン販売専門で昨年創業したファッションブランド、ファインリーが、ジョン・ルイスの6店舗にインショップをオープンする。ファインリーは、トップショップのファッションディレクターからアソスを経て独立したカレン・ダウニー氏が2人のビジネスパートナーとともに立ち上げたブランドで、創業から1年で500万ポンドを売り上げ、顧客10万人を獲得している。40~250ポンドという手ごろ感のある価格帯でデザイン性の高い商品を提供し、ファッションチェーンと高級ブランドの間を狙った。ジョン・ルイスへの出店により、ブランドの認知度を高めること、試着してから買いたい消費者を取り込むことを目指す。


リテーラー 買収/売却

エージェント・プロヴォケター、社長交代で売却に1歩近づく?


セクシーランジェリーが人気のエージェント・プロヴォケターの、ギャリー・ホガースCEOが辞任することが明らかになった。後任は未定だが、同社のオーナーであるプライベートエクイティ企業、3iの内部ではなく、社外から選ばれる可能性が高い。クリス・ウッドハウス会長は「次の社長は、ブランド売却の準備に掛かるだろう。ただし、売却は今年中には行わない」とコメント、ブランド売却の意思を明らかにした。


リテーラー

英国の1月空き店舗率、過去6年で最低に


High Street in London

 

英国ローカル・データ・カンパニーの最新の統計によると、英国全体での2016年1月の空き店舗率は12.5パーセントで、2009年12月以来の低い数字となった。2015年12月との比較でも0.4パーセント下がっている。施設別では、空き店舗はショッピングセンターで最も多く、13.8パーセント、商店街で10.9パーセント、郊外型リテールパークで6パーセントとなっている。
空き店舗率の過去最高は2012年の14.6パーセントで、2016年は好スタートを切ったようにも見えるが、3年間以上空いたままになっている店舗の割合は26パーセントに上昇しており、油断はできない状況にある。特に英国北東部では、3年以上空き店舗率が7.3パーセントと、全国平均の5パーセント弱を、大きく上回っている。なお、グレーターロンドンの3年以上空き店舗率は2.3パーセント。
また、英国小売連合(British Retail Consortium  BRC)とKPMGによる最新の統計では、2016年1月の英国小売は、既存店ベース売上で前年同時期比2.6パーセント増と好調。セール期間で衣料品・靴の売上が増えたこと、大型テレビなど、高価な家電製品が好調だったことが要因と見られている。ただし、2月には、買い控え傾向が強まるとの予測だ。


リテーラー

マークス&スペンサー、アレクサ・チャンのプロデュースによるコレクションを4月発売へ


Marks & Spencer Sign

 

量販チェーン、マークス&スペンサー(M&S)は、英タレントでファッションアイコンとしても人気の高いアレクサ・チャンのキュレーションによるコレクション「アーカイブ・バイ・アレクサ」を4月に発売する。
31アイテムのコレクションは、M&Sのアーカイブから、チャンがピックアップしたもので構成され、32歳のチャンと同世代をターゲットとする。アーカイブは、倉庫に保管された昔の商品から雑誌広告、テレビCMと幅広く、チャンは「発売当時も今も、ファッショナブルなアイテムばかりを選んだ」とコメントしている。
昨年、M&Sのスエードスカートがチャンが着たことでベストセラー商品になったこともあり、M&Sの顧客若返り戦略の一環と見られている。M&Sでは早速、ピンクのフリルカラーのブラウス姿のチャンの写真をインスタグラムにアップ、4月の発売に向けたプロモーションを開始している。


トレンド

40代、50代は「ダイヤモンドジェネレーション」? ファッションにお金を使う彼女たちを逃すな


BFC Natalie SS15
ナタリー・マセネット氏

 

ジョルジオ・アルマーニの「ニューノーマル」キャンペーンに、40代のベテランモデル4人が起用され、バルマンでも、2016年春夏キャンペーンに90年代のスーパーモデル3名、全員40代が登場と、40代のモデルが脚光を浴びている。他のブランドがやらないような、極端なことをして注目を集めたいという心理は当然として、いきなりの40代ブームには、どんな理由があるのだろうか。
英日刊紙『デイリー・テレグラフ』の記事によると、セレクトショップ、マッチス・ファッション・コムのルース・チャップマン氏は「インスタグラムがファッションの見せ方、見方を変えた。40代、50代でもスタイリッシュな写真を投稿している女性は多く、一般のこの年代の女性に、自分たちの世代も、おしゃれをして、見せびらかしてもいいのだという意識を植え付けた」と語る。実際、現在53歳のアナ・デル・ロッソのインスタグラムは、フォロワー数100万人、ネッタポルテの創業者で現BFC会長のナタリー・マセネット氏、50歳のインスタグラムはフォロワー数14万2000人という。
また、40代、50代は、ラグジュアリーブランドに親しみ、最もファッションにお金を使う世代であるとも言われ、金脈として見逃せないために、この世代をキャンペーンに起用するブランドが増えたという見方もある。40代、50代の女性たちは、何の背景もないティーンエイジャーよりも、それぞれ成功を収めている同年代の女性たちのほうに親しみを覚えるというわけだ。
というわけで、『サンデー・テレグラフ』付録サプリメント『ステラ』のマリアンヌ・ジョーンズ編集長(50)は、この世代の女性を「中年」ではなく「ダイヤモンドジェネレーション」と呼ぶことを提唱している。日本語の「熟年」は、定着していくうちにネガティブな印象も含まれる言葉になっていったが、果たしてダイヤモンドジェネレーションは、ポジティブな言葉として定着するのだろうか。


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