??????????? PARSNIPS PRESS
London Collection:Men Spring/Summer 2017 official schedule released!London Fashion Week Autumn/Winter 16-17 official schedule released!
デザイナー/ブランド

英国のEU離脱でファッション産業への影響は?


ES240616
24日付夕刊紙『イブニングスタンダード』の一面。国民投票の結果を受けて辞意を表明したキャメロン首相とサマンサ夫人。サマンサ夫人のドレスはプリーン・バイ・ソーントン・ブルガッシの2015年リゾートコレクションのもの

 

24日朝、EU離脱に関する英国国民投票の結果が明らかになった。離脱51.9パーセント(1741万742票)、残留48.1パーセント(1614万1241票)と、僅差ながら離脱が残留を上回った。
国民投票9日前に発表された英国ファッション協議会(BFC)のアンケートでは、ファッションデザイナーの90パーセントが残留を支持しており、デザイナーたちの期待を裏切る結果となってしまった。BFCのキャロライン・ラッシュCEOは、離脱決定のファッション産業への影響は現時点では不明としつつも、「デザイナーたちの多くが残留を支持していたことから、今日の結果が彼らに動揺と失望をもたらすことは明らか。その失望や動揺は、ヨーロッパ各国の友人やビジネスパートナーにも伝わっていくことだろう」と語り、今後BFCは「政府に対してファッション産業の重要事項を伝えていくこと、EU離脱決定による影響がどう出てくるか、その可能性をデザイナーたちに伝えていくこと」を重要なことと考えているとした。
24日午後、BFCは英国デザイナーたちにメールを送付、この夏にBFCとデザイナー他関係者による会議を連続して開催の上、9月には、政府に向け、ファッション産業からの懸念と課題をまとめた最初の意見書を提出する計画を明らかにした。


ゴシップ

ジョー・マローン、中小企業の生き残りにはEU残留しかないと主張


最新の世論調査では、残留派53パーセント、離脱派46パーセントと残留派がやや有利な状況となった英国のEU 離脱問題。国民投票を木曜日に控え、ファッション・小売業界から、残留を主張する声が上がり続けている。
香水で知られる英ブランド、ジョー・マローンのオーナー、ジョー・マローンが、夕刊紙『イブニングスタンダード』のコラムで、EU残留を主張した。マローンは、中小企業にとって、ヨーロッパ各国とのビジネスは非常に重要であり、英国がEUを脱退することになれば、関税の問題ばかりではなく、EU 内共通の貿易に関する規定から英国が外れることになり、契約上の問題が発生しやすくなる可能性が高いと語っている。
また、ファッションチェーン、スーパードライの創業者、ジュリアン・ダンカートン氏は、離脱派のリーダーである前ロンドン市長、ボリス・ジョンソン氏を痛烈に批判、「彼は自分が主張していることを信じていない。離脱を自分の政治家としての将来のために利用しているだけ」と語っている。ダンカートン氏はまた「英国がEUを離脱することが英国を愛することと思っている人がいるが、それは間違いだ。EUを脱退すれば英国経済は大きな打撃を受ける」とも語っている。ちなみに、ダンカートン氏は英国人だが、フランス人とのクォーター。


デザイナー/ブランド 決算

マルベリー、3月決算で黒字回復


ハンドバッグが人気の英ブランド、マルベリーの3月末決算は、売上高5パーセント増の1億5590万ポンド、税引き前利益270万ポンドで、昨年度の140万ポンドの損失から、黒字を回復した。500~995ポンドの価格帯のバッグに力を注いだこと、新クリエーティブディレクター、ジョニー・コカによるモダンなコレクション、とりわけラップトップポケット付きのトートバッグが受け入れられたことが、好調の要因という。


リテーラー 決算

リース、3年ぶりに黒字


キャサリン妃も愛用する英ファッションチェーン、リースの2016年1月末までの決算は、売上高12パーセント増の1億4500万ポンド、税引き前利益13パーセント増の1250万ポンドの増収増益。海外進出を急ぐあまり赤字に転落してから3年で、黒字を回復している。
リースは今年4月、プライベートエクイティのウォーバーグ・ピンカスが株式の一部を取得、新たに北米、アジア、オーストラリア等での展開を計画している。一方、経済不安の続くロシアからは撤退を決定した。


デザイナー/ブランド

グローブトロッター、アレキサンダー・マックイーンとのコラボレーション商品を発売


McQueen Trotter
ストラップにはスカル型のロックが付けられている

 

グローブトロッターとアレキサンダー・マックイーンのコラボレーションによるラゲージ2種が発売された。グローブトロッターの定番ラゲージをベースに、スタッドとリベットを全面に施して、マックイーンらしいハードさを表現している。13インチのユーティリティケースと21インチのキャリーケースの2種で、価格は835ポンドと1695ポンド。グローブトロッターのロンドン旗艦店、アレキサンダー・マックイーンのロンドン、アメリカ、香港、パリ、シンガポール、中国の各店舗および香港のレーン・クロフォードでの限定販売となる。


デザイナーコレクション

2017年春夏ロンドンコレクションズ:メン 展示会、イベント


【偉大なジャズミュージシャンのスピリットをアイウェアに】

Black Eyewear 01
ブラックアイウェア、コルトレーンモデル

眼鏡を扱って35年、業界を知り尽くしたロバート・ループのアイウェアブランド、ブラックアイウェアのフレームは、力強い極太や鮮やかな色使いの大胆なデザインばかり。「普通のものを作っても仕方がないし、大好きな50年代ジャズミュージシャンのスピリットをフレームに表現したかった」とループが語るコレクションには、コルトレーン、マイルズ、デュークなど、ジャズミュージシャンの名前が付けられている。

Black Eyewear 02
ブラックアイウェアのロバート・ループ

 

【ひと味違うソールとリゾート気分】

Diego SS17 01
ディエゴ・ヴァナシバラ

ディエゴ・ヴァナシバラの2017年春夏コレクションは、リゾート気分でいっぱいのカジュアルなラインナップ。割れたガラスをイメージしたアクリルのパネルを乗せたレースアップシューズにも、いかついラバーソールを合わせた。リサイクルラバーをソールに使ったスリッポンは、日光の差し込むプールを見下ろしたイメージで、ブルーのタイルのような柄を、ガラスのような光沢で仕上げた。新作のスリッパには、アマゾンの魚が刺繍されている。

Diego SS17 02
ディエゴ・ヴァナシバラ
Diego SS17 03
ディエゴ・ヴァナシバラ

リサイクルラバーのソールに加え、デニムを熱転写して、アッパーと質感を揃えたソールも加わり、ソールへのひと工夫で、個性を際立たせた。また、コレクションの一部は英国サイズ3(日本サイズの23㎝)からと、ユニセックス展開になる。

 

【職人の実演も。バーバリーはイベントで参加】

Burberry event 02
バーバリーのイベント会場

メンズとレディスを同時に発表し、ショーと同時に販売する形式に9月から移行するバーバリー。移行期となる今回のメンズコレクションには、リージェントストリート旗艦店を舞台にしたイベントで参加した。
2016年2月に発表したコレクションピースや、キャンペーングラフィックを担当したルーク・エドワード=ホールの作品が展示された中、レザーグッズへのモノグラムサービスなどを職人たちが実演、質の高いクラフトマンシップをアピールした。

Burberry event 01
バーバリーのイベントより、モノグラムサービスの実演

約600名が参加したイベントには、キャンペーンモデルのスキ・ウォーターハウスやカラム・ターナー、クララ・バジェットなどセレブリティの姿も見られた。

 

ショーの全ルックはこちら

Text: Masako Masaoka


Top