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Category Archives: 買収/売却

ファッション関連企業のM&A情報

スワイン・アデニー・ブリッグ、旧アクアスキュータム工場を買収、M&Sに製品供給へ

Aquascutum sign

アクアスキュータムのトレンチコートはコービーで作られなくなったが

昨年の経営破綻時に閉鎖され、売却されたアクアスキュータムのコービー工場をスワイン・アデニー・ブリッグが買収、「ザ・クロージング・ワークス」と改名の上、旧従業員のうち36名を再雇用して操業を再開した。スワイン・アデニー・ブリッグはロンドン、セントジェームズに店舗を持つ、高級傘・レザーグッズ・カントリーウエアの専門店で、創業250年の老舗。同社のオーナー、ロジャー・ガウン氏は日曜紙『メール・オン・サンデー』の取材に対し「(アクアスキュータムの現オーナーである)中国企業は工場を不要としたが、我々にとっては必要なものだ。経験を積んだ優秀な職人たちが見捨てられるのは使い捨て社会が引き起こした悲劇と言える」等と語っている。同紙の報道によれば、ザ・クロージング・ワークスは自社ブランドの製品製造に加え、マークス&スペンサー(M&S)と、商品供給に関する協議を始めているという。

カタール、次のターゲットはハウス・オブ・フレーザーか

House Of Fraser

ハウス・オブ・フレーザーのオックスフォードストリート店

カタール政府の投資機関でハロッズのオーナーでもあるカタール・インベストメント・オーソリティが、英国の百貨店チェーン、ハウス・オブ・フレーザー(HoF)の買収に向けて動いているという。英国各紙の報道によれば、カタールは今年3月に噂されたマークス&スペンサー(M&S)の買収を断念、ターゲットをHoFに切り替えたという。買収価格は3億ポンド前後と見られている。この買収が実現すれば、ハロッズの前オーナー、モハメド・アル・ファイド氏がハロッズを買収した1985年以来28年ぶりに、ハロッズとHoFが同一企業の傘下となるが、買収の実現可能制は低いようだ。HoFの株主が、アイスランドのランズバンキ銀行、ドン・マッカーシー会長、スコットランドの起業家トム・ハンター氏の投資会社TBHトレーディングなど多岐にわたるため過半数の賛成を得ることが難しい上に、多額の負債を抱えていることが買収を難しくしているという。

カタール・インベストメント・オーソリティー、マークス&スペンサーの買収を計画か

Marks & Spencer Marble Arch

マークス&スペンサーのロンドン、マーブルアーチ店

カタール政府の海外投資機関であるカタール・インベストメント・オーソリティが、英国を代表する量販チェーン、マークス&スペンサー(M&S)の買収を計画していると、17日付日曜紙『サンデータイムズ』が報道、M&Sの株価が上昇している。同紙記事によれば、カタール・インベストメント・オーソリティは複数の有力プライベートエクイティ企業に買収計画への参加を呼び掛けている段階で、買収総額は80億ポンド前後と見られている。カタール・インベストメント・オーソリティは2010年にロンドンの高級百貨店ハロッズを買収した他、英国第3位のスーパーマーケットチェーン、セインズベリーの株式26パーセントを保有している。また、デビッド・ベッカムが現在所属しているパリのサンジェルマン・フットボール・クラブも、カタール・インベストメント・オーソリティが保有している。

PPRのクリストファー・ケイン買収でBFCから声明

クリストファー・ケイン

クリストファー・ケインの2013年春夏コレクションより (C) Catwalking.com

15日朝に発表されたPPRによるクリストファー・ケインの買収について、英国ファッション協議会(British Fashion Council  BFC)のキャロライン・ラッシュCEOが声明を発表した。ラッシュCEOは買収を「クリストファー・ケインにとっても、他の英国ハイエンドデザイナーたちにとっても素晴らしいニュース」と評価し、「このことが他の英国デザイナーたちの自信につながり、世界で最も革新的な英国デザイナーブランドへの投資を促進するものになることを期待している」と語った。PPRによる英国ブランドの買収は2001年のアレキサンダー・マックイーン、ステラ・マッカートニー以来のもので、PPRがクリストファー・ケイン・ブランドの51パーセントを買収したが、買収金額は明らかにされていない。

米プライベートエクイティ、トップショップとトップマンの株式25パーセントを買収

Topshop

11月末にオープンしたトップショップのロンドン・マーブルアーチ店

トップショップ、トップマンを始めとする8チェーンの小売グループ、アルカディアのオーナー、フィリップ・グリーン卿は6日、トップショップとトップマンの株式25パーセントを、米プライベートエクイティ企業、レオナード・グリーン&パートナーズに売却したことを明らかにした。売却価格は5億ポンド。トップショップ、トップマンを含むアルカディア関連株はこれまで、すべてグリーン卿と家族が保有しており、レオナード・グリーン&パートナーズは、グループ初の外部株主となる。
レオナード・グリーン&パートナーズはJクルー、ニーマン・マーカス他米小売業の株式を保有しており、トップショップ、トップマンの米国での拡大を目指しての株式一部売却となった。グリーン卿は「慎重に検討を重ねた結果、レオナード・グリーン&パートナーズが我々のパートナーとなることが多大な利益をもたらすと判断した。経験豊かなマネジメントチームと米国小売の知識は、トップショップ、トップマンのグローバルな拡大に寄与するだろう」と語っている。

ナイキ、アンブロを売却

Umbro

アンブロのオフィシャルサイトより

1934年にマンチェスターで創業したスポーツウエアメーカーで、2008年よりナイキ傘下となっていたアンブロが、アイコニックス・グループに2億2000万ドルで売却された。アンブロはサッカーウエアの専業メーカーとしてスタート、60年代後半には英国のクラブチームの8割以上がアンブロのキットを採用していた。ナイキのマーク・パーカーCEOは「アンブロは偉大な歴史を持つブランドだが、我々の部門別戦略が進化を遂げたことで、ナイキフットボールがピッチの中でも外でも、フットボーラーの需要を満たしていると信じる」とコメントしている。アンブロのシェアは近年、ナイキとアディダスの攻勢によって縮小されており、アンブロが半世紀以上にわたって手掛けてきたイングランド代表チームのキットも、2013年からはナイキが手掛ける。

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