【対照的な2大学のMAショー、クラシックに程よくエッジ】
今回初めてロンドン・ファッション・ウィーク中のショーとなったロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(LCF)のMAショーには、メンズ、レディス合わせて10人が作品を発表した。学内選考を経て絞り込まれた10人だけに、コレクションの完成度は高い。ビニール紐や細く裂いたレザーをニットと組み合わせ、フリンジ使いのレディライクなコレクションを見せたマダレーナ・マンガラヴォリさんは、靴やバッグも同じアイデアで作り、統一感のあるコレクションとなった。メンズウェアでは、カラフルで明るいプリントのミックスとクロップトパンツのナー・ダイさんの作品が目を引いた。スリムなストレートシルエットにラバーのフリンジを乗せたナディア・シュリオンさんも印象的。フィナーレを飾ったのは日本からの留学生、西山景子さん。イングリッシュ・ランドスケープ・ガーデンをテーマに、フローラルプリントを遠近法を意識してミックスし、カッティングにもガーデンデザインのラインを取り入れた。

LCFのMAショーよりマダレーナ・マンガラヴォリさんの作品

LCFのMAショーより、ナー・ダイさんの作品

LCFのMAショーより、ナディア・シュリオンさんの作品

LCFのMAショーより、西山景子さんの作品
一方、公式スケジュールの一部として開催されてきているセントマーチン美術大学MAショーには13人の学生の作品が登場した。レディスウエアではプリーツ使いのビッグシルエットなドレス、メンズウエアでは「男性用ワンピース」と言いたくなるアイテムがさまざまな素材で目立った。大賞は、大きな肩パッドを入れた黒のドレスにロープでボンデージを施したコレクションと、エナメルをロープではぎ合わせたコレクションの2種類を見せたエイリシュ・マッキントッシュさんが受賞した。

大賞を受賞したエイリシュ・マッキントッシュさんの作品
フェルダー・フェルダーは、フォトグラファー、サラ・ムーンと70年代のカリスマスケートボーダー、トニー・アルヴァをインスピレーションに、クラシックにほどよいエッジを乗せた。カシミアミックスのウールコートは、前身ごろをカウハイドで覆い、クラシックなミリタリーコートはコーラルピンクのラテックス製。ニットドレスもスカート部分の糸を変え、フロアレングスのベルベットドレスにはラテックスのレギンスを合わせた。
Text: Masako Masaoka
Photos: Catwalking.com, Masako Masaoka














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